八　中核林業振興地域育成事業

　昭和五一年度、上浮穴郡全域が県下で初めて指定された。この事業は、林業を振興することにより地域全体の発展と中核的役割を担うと見込まれる地域において林業条件の整備、労働力定着化の促進、林産物の生産、流通対策、その他諸施策を総合的に、かつ計画的に推進し、山村の振興など、地域の発展を図ろうとするものである。
　なお、この事業の指定を受けることによって、造林事業、保育、除・間伐事業、林道事業の各種補助金等に優遇措置が受けられ、本町はこの事業に積極的に取り組み昭和五五年度までに二六団地、九七七〇㌶、民有林面積の七四％を総合施業団地の認定を受けて事業を進めた。この事業によって、町内森林の整備（作業道、除・間伐）の実績をあげた。