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久万町誌

一 道路交通運輸の概況

 国道三三号線が町の中心部を南北に縦貫し、愛媛・高知を結ぶ重要な交通路となり、昭和四二年八月全線が改修舗装された。また、この国道を起点として、主要地方道久万内子線が落合より真弓峠内子に至り、大洲、八幡浜、佐多岬を経る九州・四国連絡道の役割を果たしている。このほか主要地方道西条久万線が西条を起点として面河美川を経て、久万中学校付近で国道に接続している。(途中一部未改修区間あり)
 一般県道は、落合久万線・美川松山線・美川川内線・久万上尾峠線・父二峰中山線等開設されているが、各路線とも途中未改修で国道を経て利用されている。
 町道は、幅員三・六㍍以上で他町村に通じる路線が落合より池の成を経て小田深山大野が原に至る大野が原線、直瀬市の谷より仙野に至る仙野線などである。
 交通運輸についてくわしくは後述するが、旅客については、国道をJR自動車が松山久万間を一日二六往復している。このほか伊予鉄自動車が松山久万間を七往復、久万駅を中心に町内及び部内の隅々まで運行している。タクシーは町内に業者があり、これも広く利用されている。
 物資の輸送は、主として自家用貨物自動車で行っているが、町内には日通・久万運送・予土運送・直瀬運送等の業者がいる。
 通信事業は、久万町内に一つの電報電話局と四つの郵便局がある。