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久万町誌

12 広 報

  ア 有線放送
 旧町村時代、それぞれの地域に有線放送が設置され住民の生活に便宜を提供していた。合併後、新設あるいは補修がなされた。
 昭和三六年、総工費三三〇万円、出力五○○ワットの放送設備が久万地区に設置された。
 昭和三七年、明神地区の施設・設備が老朽化したので、工費二九〇万円で、出力四五〇ワットの放送設備を設置した。
 昭和三九年、父二峰地区の外線の補修を実施した工費二五五万円であった。工費五四万円で嵯峨山地区に新設した。
 昭和四一年槙谷地区の改修を実施した。この工事によって、町内全地区に放送設備が整い、一般行政の伝達及び各種の情報伝達に活用されるようになった。
  イ 防災行政無線放送
 有線放送が老朽化したこと、より一層の広報活動が望まれるとともに、災害発生時の緊急連絡の充実のために、施設の無線化を図った。
 昭和五七年、川瀬、父二峰地区に設置、工費五、二一○万円。同五八年、久万地区に設置、工費一、一六〇万円(いずれも国庫補助を受けた)。出力一○ワットで役場と久万農協本所から放送することができ、三四の子局を備えている。
  ウ 広 報 紙
 合併前久万町では、町報「久万町だより」を、公民館報と一般行政報とを兼ねて、月三、三〇〇部発行していた。
 合併後は、広報「くままち」を発行し、全戸に配布するため毎月五、〇〇〇部を刊行している。毎年五月には議会特集号として、町行政・予算等についての記事をのせている。
 日本広報協会愛媛県支部市町村広報コンクールが毎年行われているが、広報「くままち」は、昭和四九年二月、入選、昭和六四年一月、佳作の実績を残している。