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面河村誌

第三章 地 質

 地質を調べるには、地表に現れている岩石の種類とその様子、そして、周りの地形などを詳細に観察・記録し、それらをもとにして、見えない部分の地質や、過去の大地の変動を推察していくといった方法が一般的にとられている。
 面河近辺には、この地表に現れた岩石の種類が多く、中学校の教科書にでてくる代表的な岩石の仲間は、一とおりそろっている。つまり、この辺りは、地質的にも地形的にもかなり複雑な山地といえるわけで、まだ謎に包まれている部分も少なくない。
 面河村の地質は、おおまかに分けて、三層に分かれている。基盤の長瀞変成岩、その上の久万層群、そして石鎚層群である。