面河村は、上浮穴郡の北部にあって、東は高知県、西は久万町、南は美川村、北は川内町・小松町に接している。標高四五〇メートルから一九八二メートルで、一般に山は険しく急傾斜をなしている。石鎚山からにじみ出る冷たい水は面河川となって仁淀川へ流れているが、一部の水は面河ダムによって新居浜・松山平野の農業用水・発電用水となって役だっている。 地質は北部が石鎚層群、南部が礫岩・砂岩・頁岩などが複雑に入り交じり、土質は、黒森峠に近づくほど悪く、西部へ移行するにしたがってよい。