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面河村誌

(六) 紅葉河原

 蓬莱渓を上ること二〇メートル。白色の岩石の上に同岩の礫、岩塊が一面に覆いかぶさり、今までとは趣が著しく異なった所である。両岸の樹林はよく生育し、タカオモミジ・イタヤカエデ・コハウチワカエデなどのカエデ類が非 常に多く、それ故紅葉の美観は面河第一である。その上、ケヤキ・モミなども多く、下草にはクサアジサイ・ハガクレツリブネなどの可憐のものがある。河幅約三〇メートル、長さ約八〇メートルの間である。