データベース『えひめの記憶』

えひめの記憶 キーワード検索

面河村誌

(一二) 御来迎滝

 亀腹から六キロ、高度ごI〇〇メートルのところにあり、一〇〇〇メートルぐらいから急峻となる。
滝は柱状節理の所にかかって二段となり、高さ約四一メートル半で飛沫に洗われた所を合わすと幅三四メートルある。位置高く視界をさえぎる何物もなく、黒色の柱状節理と相まって面河第一の瀑布をなしている。岩石の崩壊著し いのか滝の下部は石柱の破片山積して滝壷をなさない。
 滝のある所既に一一〇〇メートルの高所であるため、植物景観もみずから針葉樹林の相があってモミ・シラベ・ヒメコマツ・コメツガなどがあり、樹下や岩壁には四国特色の珍種もいろいろある。