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面河村誌

(六) 少年自然の家

 急速に失われつつある自然を児童・生徒に回復して、自然との対話による豊かな情操の陶冶に期待し、教師と児童・生徒あるいは児童・生徒相互の人間的な触れ合いの機会とすることを目的として昭和四十五年四月面河第一小学校と統合した若山小学校の旧校舎を整備活用して同四十六年十月開設された。以後松山教育事務所管内の小中学校を中心として多くの学校が、西日本随一の高峰一九八二メートルの石鎚山、天下の名称面河渓を行動範囲としてハイキング・キャンプにより自然の美しさ、偉大さを満喫している。
 施設は廃校となった若山小学校の一部を改造し利用されている。
 この施設は面河村教育委員会の指導のもとに活動が行われ、指導員一名(教員)、管理人一名(村教育委員会勤務)、炊事婦四名が配属されて、円滑な運営が行われている。また、利用者のために「おもご少年自然の家、利用の手びき」を発刊し、充実した生活ができるようにし、利用者に便宜を与えている。
 日程は多く二泊三日程度で、ある利用校の日程では次のようである。また雨天の場合をも考慮し両用の日程も計画している。
 ハイキング・キャンピングコースとして、いくつかのコースを計画し、利用校の主体性に任せ、児童・生徒が楽しめるようにも配慮している。
 利用者は開設以来約五万七〇〇〇人に達している。

施設の概要・平面図

施設の概要・平面図


晴天の場合の日程

晴天の場合の日程


雨天の場合の日程

雨天の場合の日程


ハイキング、キャンピングコース

ハイキング、キャンピングコース


おもご少年の家利用者数(一般も含む)

おもご少年の家利用者数(一般も含む)