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面河村誌

五 消費者物価

 家計調査などに見いだされる消費支出の費目は、食糧費・住居費・光熱費・被服費・雑費に大別され、これを五大費目と呼ぶ。しかしながら、その消費構造は、所得水準により、大きな差がある。つまり家計費中に占める、食糧費の割合は、所得の大きいほど、減少するというのである。これを、エンゲルの法則といい、この係数は、生活水準の比較や、合理的賃金算出の一つの目安として、使われる。
 昭和二十一年消費物価指数(CPI)が作られた。総理府統計局は、消北者物価の比較基準となる年次を、昭和五十年(一九七五)に改め、今後は、昭和五十年が「一〇〇」となるわけである。
 昭和五十一年十一月の物価指数は、次のようである。
 上のグラフは、昭和五十三年十月の東京都の物価指数である。
(註) 物価指数は、一定の期間に於ける物価水準の変動を測定するために作られた総合指数である。これは、過去や、現在の物価の動きを知るためばかりでなく、将来の物価の動きを予測するためにも利用される。比較する数値を「一〇〇」として比較すべき数値をこれに対する割合とする。
 面河村の、現在の消費者物価を調査したものを次に掲げる。残念ながら、過去のデーターとしては、あの時あれがいくらであったぐらいのもので、系統的に比較対照することはできないが、将来村内物価を論ずる場合、その基準として、参考に供したい。
 なお、付け加えれば、明治二十五年(一八九二)度以降、面河村(杣川村)予算書・決算書が残っているので、断片的に知ることができる。しかし、それは、貨幣価値の変動があるので、数字そのものを、現在の物価と単純比較したのでは意義がないかも知れない。

物価指数

物価指数


消費者物価指数の推移(東京都区部)

消費者物価指数の推移(東京都区部)


面河村の物価 1

面河村の物価 1


面河村の物価 2

面河村の物価 2


面河村の物価 3

面河村の物価 3


酒類

酒類


飲食・タクシー料金

飲食・タクシー料金


散髪料金

散髪料金


たばこ料金

たばこ料金


郵便料金

郵便料金