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美川村二十年誌

五、村民体育祭

 第一回村民体育祭は昭和三七年一〇月一四日、美川中央中学校グランドに約一、五〇〇名が参加し、盛大に開催された。
 村内公民館下の選手約四〇〇人の精鋭が、堂々の入場行進のあと、競技は地域公民館対抗で予選・決勝種目にわけて行なわれた。村内小・中学校対抗リレーをはじめ、年代別リレー・綱引・ビン釣り・借物競走・アベック競走・二人三脚等をきそい合い、熱戦と爆笑の渦まく中に天狗や太鼓の応援合戦を繰りひろげ、大会は最高潮に達した。そこには公民館単位の地域色はあったが、旧村意識はなく、全村的な融和に役立ち明日への勤労と村づくり意欲を新たに意識させた。
 第二回大会は、さらに盛り上がりをみせ、約二、五〇〇人の参加があり、第三回は東京オリンピックムードで関心も高く、獅子舞やクロンボ等、続々応援団がくり出された。四〇年は、国道三三号線改修工事と伝染病の流行が重なり、やむなく中止され、四一年一〇月一〇日新しく「体育の日」が制定になり、第四回大会がもたれた。その後は、公民館選手層の格差等が原因で、方法をかえて、各公民館の地域ごとに実施されている。