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美川村二十年誌

二、上黒岩遺跡

 昭和三六年に美川村大字上黒岩ヤナセで発見された岩陰遺跡は一万二、〇〇〇年も前の繩文早期の人類遺跡として一躍有名になった。
 同地は国道三三号線沿いの久万川の対岸、高さ三〇㍍の石灰岩が露出した岩陰にある。発掘調査の結果、国指定の史跡となり、さらに四八年に愛媛県の「文化の里」に指定された。出土品の数々はこれを収蔵展示する考古館が四九年七月に建造されて、一般に公開されている。(くわしくは第七篇教育・文化の項を見られたい)