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美川村二十年誌

第一節 位置と面積

 弘形村は上浮穴郡のほぼ中央にあって周囲を久万町・父二峰村・参川村・柳谷村・中津村・仕七川村に取り囲まれている。本村の周囲は約三八・八㌔で、仁淀川の上流久万川・面河川に沿う南北一三・五㌔、東西七㌔の細長い村である。
 役場は上黒岩尾貝にあって、その位置は東経一三二度五六分一四秒、北緯三三度三七分一六秒八である。
 明治二〇年に開通の予土横断道路(現国道三三号線)が村内を通り、御三戸から松山市まで四五㌔、高知市までは七五㌔である。
 本村の総面積は五七・三八平方㌔であり、その内訳は次の通りである。
 耕地面積     二五八・〇九㌶
    内水田   一二六・七二㌶
     畑    一三一・三七㌶
 林野面積    四一五一・〇七㌶
 その他面積   一三二八・八四㌶
 林野面積が全体の七二・三四%にあたり、ほとんどが林野であると言っても過言ではない。耕地は各河川の形成した河岸段丘のほか、谷間や山腹の急傾斜地を利用している。