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美川村二十年誌

二、大正時代の概況

 大正元年の村予算決算額は約一万三〇〇〇円であったが、大正一二年には一〇万円を超えている。事業の増大にともなって村予算が急速度に膨脹していったわけである。そのため財政収支の均衡が破れて赤字を出す村財政窮乏の時代である。
 国・県支出の依存財源は明治時代に比較して上昇したが、それでも歳入額の一〇%内外にしかすぎないものであった。