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美川村二十年誌

一、主要農作物

 水稲 明治四三年には水田作付面積七四町三反、その生産量は七五二石であった。
 その後、作付面積の最高を示したのは大正一二年から一三年の七五町四反であり、収量は昭和八年の一、二二七石が最高である。
 麦 明治四三年四七町七反、四七七石を産したが、その後、栽培技術の改善によって順次反収を増し、昭和二二年には反当収量郡内第一位を示すまでになった。
 トウモロコシ トウモロコシは古くから栽培され、大正八年には作付面積二一五町歩、収量三、二五五石に達している。
 甘藷 古くから品質の悪い野生種を栽培していたが、明治一三・四年ころ良種が高知県より移入されたらしい。
 明治四三年作付面積二一町歩、収量四万七五〇〇貫を産したが、その後だいたい五万貫程度の生産量である。
 馬鈴藷 明治四三年には作付面積四町歩、収量七、四〇〇貫であったが、年とともに増加して昭和元年には五町歩、さらに同一〇年には二〇町歩と増加し、反収も二〇〇貫前後に上昇している。