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美川村二十年誌

四、新谷米三郎(一八六〇~一九一八)

 仕七川村七・八代村長。万延元年北条の庄屋今井家に生まれ、のち東古味で酒造業を営む新谷芳造の養子となる。明治二二年東古味水利組合長となり農道改修に努め、二四年北番里道開さく組合が設立されると委員となって村内道路の改修、新設につとめた。大正元年助役から村長に就任し、農村教育に力を入れ農業補習学校を設置した。また土佐道の改修につとめたり、みつまた・養蚕の奨励はもちろん植林事業に深い関心を持ち、基本材産を作ることが村つくりの根本であると考え造林を奨励した。大正七年、村長在任中五三歳で逝去した。