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美川村二十年誌

一、中津明神の祭礼

 黒藤川や稲村などを中心にした地方では、藩政時代から毎年六月二五日には、中津明神の祭礼が実施され、各戸から参拝に登山した。そのため、黒藤川の当家(当番の家)が道刈り、茶の世話などに出た。登山口にあたる元井谷部落の奥山では、そうめんを売ったり、駄菓子を売る小屋がならび、にぎわった。