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柳谷村誌

第五節 厄年・年祝い

 厄 年 

 厄年の年令は、男子二五・四二歳、女子一九・三三歳があり、節分の厄払い、また神社参りなどをして、祓ってもらったりした。女の三三歳には、実家の親から帯を贈る習慣が多い。帯のように長くという意味がふくまれてのことである。男四二は、世だめし、運だめしともいわれ、親戚や知人を招いてお祝いをする。

 年祝い 

 六一歳になると「六一」といって、男女とも還暦を祝う。自分の生れた干支が一回りして、再び同じ千支がめぐってきたことを祝うのである。七〇歳(古稀)・七七歳(喜寿)・八〇歳(傘寿)・八八歳(米寿)に達すると、子や孫たちがその長寿を祝う。特に米寿の祝いには、赤い座ぶとんや赤頭布などを贈ったりする。