データベース『えひめの記憶』
柳谷村誌
二 祝い・祭りの唄
○祝い唄
ここの座敷は めでたい座敷 鶴と亀とが 舞を舞う
うれしめでたの 若松様は 枝も栄える 葉も茂る
お前百まで わしゃ九十九まで 共に 白髪の生えるまで
十が九つ 思いごとかのうた 末は 鶴亀 五葉の松
○亥の子唄
お亥のこさんという人は 一に 俵をふんまえて
二に にっこり笑うて 三に 酒を造って
四つ 世の中よいように 五つ いつものごとくなる
六つ 無病息災に 七つ 何事もないように
八つ 屋敷を掘り広げ 九つ 小倉を建て並べ
十で とうとうつき納め
○胴搗き唄
ここの屋敷は よい屋敷 四方が高くて 中窪で
中の窪いに 木を植えて 一の枝には 米がなり
二の枝には 金がなる 三の枝には 福がなる
はあーもっともの綱もええー ハァエイトナー
○嫁入り唄
可愛い娘を やるぞやもこに 打ちもたたきも ジャレもすな
嬉れし目出度の 若松様よ 末は鶴亀 五葉の松