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松山市

岡本馬太郎(1881~1958)

 河野村長・県会議員・議長・県農業会長、衆議院議員。明治14年10月4日、風早郡横谷村(現松山市)で生まれた。34年愛媛県小学校教員養成所を卒業して教員を勤め、しばらくして河野村吏員になった。大正5年助役、11年から昭和12年まで河野村長を務めた。村政では村有林の拡大と植林、大正池の開削、道路改修、柳原港の改修などの事績をあげた。昭和2年9月から17年まで県会議員4期在職、11年12月から1年間議長に就任した。農政通で、8年温泉郡農会長、11年県農会長として農業団体の先頭に立ち、17年4月の第21回衆議院議員選挙に際し翼賛政治協議会から推薦されて立候補し当選した。18年12月には戦時下の農業団体の統合で生まれた県農業会の初代会長に推された。戦後も県農業協同組合の長老的存在で、生涯を農業団体の活動に捧げた。昭和33年4月30日76歳で没した。北条市別府(現松山市河野別府)の市役所河野支所(現松山市役所北条市所河野出張所)前に顕彰碑が建てられた。(『愛媛県史 人物』より)


①岡本馬太郎頌徳碑

①岡本馬太郎頌徳碑

松山市河野別府182-1(松山市役所北条市所河野出張所)