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内子町

佐伯敬治郎(1867~1946)

 内子町長・地方改良功労者。慶応3年4月3日、喜多郡内子町で神主佐伯精樹の長男に生まれた。明治22年以来内子尋常小学校など郡内の小学校訓導を務めた。26年9月村前校長になり、29年6月内子町助役に転じ、31年1月内子町長に就任して大正13年まで在職した。
 町政では、自治行政の整備、教育の施設奨励、道路の改修、耕地整理・排水工事の進行、大洲半紙の奨励、農事の改良に尽力した。特に中産者以下の窮状を救済するためと貯蓄組合を基礎とした産業組合を設置して信用購買の事業を営み県下有数の優良組合としての成績をあげた。大正8年地方改良功労者として県知事表彰を受けた。町長勇退後、愛媛鉄道の重役を務めた。
 昭和21年12月28日、79歳で没した。(『愛媛県史 人物』より)


①佐伯敬治郎翁解説板

①佐伯敬治郎翁解説板

喜多郡内子町内子2888(八日市護国の町並み内)