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八幡浜市

二宮嘉太郎(1860~1916)

 果樹栽培先覚者。西宇和郡地方の果樹栽培の先駆者であるとともに、果実販売組織の育成、販路開拓に尽した。万延元年8月10日宇和郡目上村(現八幡浜市目上町)に生まれる。明治19年夏ミカンの苗木を導入普及して、果樹栽培の先べんをつけ、明治24年には、岡山県小田郡より梨苗木を導入栽培し近隣にも勧奨した。大正元年日土村に果実販売のためにマルナナ(○の中に七)組合を結成(70名参加)した。この組合が後に西宇和郡一帯の柑橘販売に活動したマルイチ(○の中に一)組合の母胎となった。また果実の貯蔵庫をつくり貯蔵販売の効果をあげた。大正5年9月2日56歳で死去。八幡浜市日土町に頌功碑が建っている。(『愛媛県史 人物』より)

①柑橘の先覚者 二宮翁頌功碑

①柑橘の先覚者 二宮翁頌功碑

八幡浜市日土町(県道28号沿い)