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西予市

菊山嘯一郎(1876~1968)

 医師。辺地の医療・保健衛生事業に貢献した。明治9年9月6日、宇和郡窪野村(現西予市城川町)で菊山玄渓の子に生まれた。菊山家は歴代大洲加藤家の藩医を勤め、祖父逸斉が明治8年窪野串屋で開業した。 18年4月9歳のとき叔父陶不窳次郎を頼って京都に行き医学を修業した。33年京都府立医学校を卒業して附属病院で研究を重ね、35年北海道札幌病院に勤務した。37年1月帰郷して開業、村医・校医を務め、60年の長きにわたって地域医療と保健衛生の向上、特に学童のトラホームと寄生虫の撲滅のために力を注いだ。昭和26年藍綬褒章,、40年日本医師会から最高優功賞が授与され、36年には城川町名誉町民第1号が贈られた。昭和43年4月2日91歳で没し、町民は準町葬の礼をもって遺徳に感謝した。(『愛媛県史 人物』より)

①菊山玄渓堂旧居碑(表)

①菊山玄渓堂旧居碑(表)

西予市城川町土居1292-1(西予市役所城川支所土居公民館)

②菊山玄渓堂旧居碑(裏)

②菊山玄渓堂旧居碑(裏)

西予市城川町土居1292-1(西予市役所城川支所土居公民館)