東日本大震災から1年が過ぎました。この日、ヤンボラに来ていた高校生で県社会福祉協議会主催の集いに参加しました。
 桜シートにメッセージを書いていきます。幼児から年配の方まで、たくさんのメッセージが集まっていました。

 被災地から愛媛に移ってきた子どもたちと、ゲストの加藤いづみさんと一緒に「見上げてごらん夜の星を」歌いました。
 会場入口の展示パネルには、松山城でのヤンボラの活動もしっかり紹介されてました。
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平成28年度 高校生ボランティア合宿 

 ヤングボランティアセンターでは、子ども・高齢者・被災者等を対象にした社会福祉において支援ボランティアを行ってきましたが、個々の活動を線で結びつけ、つながりを生み出すことによって、より充実した活動を創造することができると強く感じました。
 そこで、昨年度から「高校生ボランティア合宿」を実施し、県下の高校生同士、地域の活動団体と高校生との交流を生み出し、高校生の社会福祉やボランティアに関する体験や情報を交換したり知識や技能を身に付けたりすることにより、高校生の活動意欲を高めて地域活動への積極的な参加を促そうと考えました。
 本年度の「高校生ボランティア合宿」には、25名の生徒が参加しました。




1.ボランティア合宿事前研修

     
 7月23日(土)にボランティア合宿の事前研修を実施しました。講師はアートレクリエーションクラブの井手先生です。  アイスブレイクで緊張をほぐした後、児童館で実施するバルーンアートについて学びました。基本からしっかり教えてもらいました。  動物や剣の作り方を教えてもらった後、児童たちに飛ばしてもらう飛行機の作り方も懇切丁寧に教えてもらいました。  写真はバルーンで作った飛行機を飛ばしているところです。今日学んだことをいかして児童たちが楽しく活動できるように頑張ります。

2.講義・演習

     
 最初に川之石高等学校の生徒さんに学校で取り組んでいるボランティア活動について発表をしてもらいました。受講した高校生たちはその多岐にわたる取組に強い印象を受けていました。  愛媛ボランティア学習研究会の柴崎先生にボランティア活動の講義を実施していただきました。講義の中でボランティア活動で培うことのできる「自他共生力」「内発的活力」「社会貢献力」「課題探究力」を示していただきました。  講義の後半は、「友達の向いているボランティア」について話し合いをしました。そして、柴崎先生の体験談を話していただきました。「上手くいかないことが多かったが、あきらめずに続けた」などの先生の言葉に高校生は感銘を受けていました。  児童館での活動に向けて、レクリエーション活動の演習を行いました。講師は国立大洲青少年交流の家の森分先生です。最初にアイスブレイクで緊張をほぐした後、様々なレクリエーション活動を教えていただきました。



3.児童館での活動

     
 高校生たちは、八幡浜児童センター・大洲市喜多児童館・大洲市徳森児童センター・大洲市大洲児童館に分かれて児童たちと活動しました。  児童館では、事前研修で学んだバルーンアートや昨日教えていただいたレクリエーション活動を行いました。写真はバルーンアートを児童に教えているところです。  児童館で用意されていた風船釣りや水鉄砲などで児童と楽しく交流しました。高校生たちは児童から元気をもらいました。  「来年も来てね」という嬉しい言葉を児童からもらい、ボランティア活動をもっと頑張ろうという気持ちになりました。



4.研修

     
 合宿の初日に高校生同士の交流を深めるために野外炊飯を実施しました。各班で役割分担をしっかり決めて活動できました。  高校生たちは、合宿の最初は緊張をしていましたが、みんなで協力して野外炊飯をすることで緊張が解けました。明日からの活動も協力して頑張ります。  社会教育施設の体験と高校生同士の交流を目的にスポーツクライミングを実施しました。なかなか体験することのない活動に高校生たちは緊張気味です。  高校生たちは励まし合いながら8mのクライミングを頑張りました。この活動を通して高校生たちは支え合って挑戦することの大切さを実感していました。



5.発表・合宿の振り返り

     
 国立大洲青少年交流の家では、朝の集い・夕べの集いがあります。ヤンボラスタッフの代表者が、ヤンボラの活動等について他団体に紹介しました。  合宿の最終日は、各グループに分かれて合宿の活動や感想等を模造紙にまとめました。午前中にまとめを終えて午後から発表をしました。  各グループの発表をみんなで共有することで、ボランティア合宿の振り返りをしてボランティア活動に対する考えを深めることができました。  ヤンボラ活動テーマ「voRUNteer-自分から率先して発信しよう―」のもと、充実したボランティア合宿を行えました。この合宿で身に付けたことを今後のボランティア活動にいかし、多くの人にボランティアの素晴らしさを発信したいと思います。