データベース『えひめの記憶』
わがふるさとと愛媛学Ⅱ ~平成6年度 愛媛学セミナー集録~
Ⅰ 紙-いま・むかし <セミナー伊予三島会場(平成6年9月22日)>
■目 的
西の紙都伊予三島の地場産業の今昔に焦点を当て、身近に貴重な調査対象があることを有識者の対談から浮き彫りにするとともに、地元在住の研究者から発表を得、討論を通じて、宇摩地方の生活文化の特色を多角的に考察し、だれもが気軽に取り組むことができる身近な地域学習~愛媛学~への参加を呼び掛けます。
■内 容
□開催日 平成6年9月22日(木)18 : 30~
□場 所 伊予三島市福祉会館
□テーマ 「わがふるさとと愛媛学」~紙-いま・むかし~
□主 催 愛媛県生涯学習センター
伊予三島市・伊予三島市教育委員会
□日 程
18 : 00~18 : 30 受 付
18 : 30~18 : 40 開講式
挨拶(愛媛県生涯学習センター・伊予三島市教育委員会)
18 : 40~19 : 40 対談講演
野村 省三、内田九州男
19 : 40~19 : 50 休 憩
19 : 50~21 : 30 ワークショップ〔研究発表と討論〕
内田九州男、毛利泰一郎、森実 達治、前原 和子、菰田 邦夫
■出演者プロフィール
□対談講演(県外講師)
〇野村 省三(土佐和紙伝統産業会館「いの町紙の博物館」館長)
高知県紙業試験場長を経て、現職。製紙工程の技術的な見識に加え、伊予と土佐和紙の交流の歴史等についても造詣が深
い。
□対談講演・コーディネーター
〇内田九州男(愛媛大学法文学部教授)
大阪城天守閣主任学芸員を経て現職。今村家文書等古文書に詳しく、市の歴史講座も担当している。歴史研究者の立場か
ら紙と文化の関係について語る。
□研究発表(地元発表者)
〇毛利泰一郎(川之江紙の町資料館運営協議会会長)
和紙の製造販売会社を経営する傍ら、紙博士と言われる幅広い学識により、各種シンポジウムの講師としても活躍してい
る。
〇森実 達治(元JC青年部会長、チームトライアングル実行委員長)
若者らしい発想と行動力で、古紙、リサイクル、環境、地域振興イベント等を企画・運営し、地域のリーダーとして活躍
中である。
〇前原 和子(ト-ヨカラーKKデザイン課チーフプランナー)
「銅夢物語新居浜市民会議」の事務局長として地域文化の発掘育成の先頭に立つとともに、主婦感覚に基づいた数々の地
域デザインを提案している。
〇菰田 邦夫(㈱ブライダル代表取締役会長)
紙加工のほか、造り酒屋、工芸品販売と多様な分野にわたり経営に従事。地場産業である「紙」と地域の生活文化全般に
ついて幅広い見識を持つ。