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瀬戸内の島々の生活文化(平成3年度)

(2)渦浦八幡(ごううらはちまん)神社社叢(越智郡吉海町椋名)

 神社は、椋名港北端の海を見下ろす高台に位置している。樹林はウバメガシが優占しているが、マツ枯れと思われるアカマツの枯損木が数本見られる。しかし、林内には樹高4~5mのマツの幼樹が生育している。低木層にはモッコクが目立ち、ネズミモチ・ヤブツバキ・アラカシ・ヒサカキ・ナワシログミなどの常緑樹が、また草本層にはテイカカズラ・ツワブキ・ヤブランなどが生育している。高木層:ウバメガシ・ヒノキ・モッコク。亜高木層:ネズミモチ・ヤブツバキ・モッコク・ヤマウルシ。低木層:ヤブツバキ・アラカシ・ネズミモチ・ヒサカキ・イタビカズラ・テイカカズラ・ナワシログミ・マンリョウ・クサギ・ヤブニッケイ・クロガネモチ・トベラ・イヌビワ・シャシャンボ・モッコク・ウバメバシ・アカマツ・マサキ。草本層:フユヅタ・ツワブキ・テイカカズラ・ジャノヒゲ・ヤブラン・ヤブコウジ・コシダ・ウバメガシ。