データベース『えひめの記憶』

えひめの記憶 キーワード検索

中山町誌

一、 中山町の概要

 土地利用が進み、町内の多くがスギ・ヒノキ等の植林で覆われ、残された自然林が少ない中で、イノシシ、タヌキ、ムササビ、ハクビシンをはじめ、森林にすむ多くの哺乳類や、ウグイス、メジロ、ホトトギスなどの鳥類、また、地元の子供たちが「ツノスクイ、ハコカルイ、バカ、チョッキリ、ナメ」などと呼ぶクワガタなどの昆虫類など、一般的な動物が生息している。しかし、針葉樹林地帯が多く広葉樹林の少ない自然環境であり、種類や固体数ともに少なく、中山町を特徴づけるものはほとんどない。
 その中で、かつて中山川一帯で乱舞していたゲンジボタルを甦らせようと、昭和六一年から「ホタル保存会」が結成されて活動をしている。ここでは、ホタルに絞って述べる。