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双海町誌

第四節 商工業振興対策

一 ふたみ商工まつり
 一九九五(平成七)年九月、初の「ふたみ商工フェスティバル」が開催された。これは、双海町商工会が地域総合振興事業として実施したものであった(なおこの催しは、翌平成八年から「ふたみ商工まつり」と改称され、この名称が定着していった)。
 会場のふたみシーサイド公園は、ちょうど同年三月に落成したばかりであった。イベント広場では「下灘太鼓」「鼓響(こきょう)」の競演、猿回し、ジャンボ餅つき、子どもや若者向けのコンサート、パワーショベルを使ったジャンボ書道大会、七福神パレード、福まきなどの催しが行われ、町内外からの多くの人で賑わった。また、バザール市場では、「屋台村」、特産品の販売所、バザーなどに人が集まった。子どもたちは、人形の形をしたテント型トランポリンやミニSLに歓声をあげた。
 なお、第二回目以降の商工まつりでは、商店連盟・漁協・農協婦人部・森林組合が出店する特産品販売、近隣町村の特産品コーナー、フリーマーケットなど、様々なコーナーが設けられるようになった。
 商工まつりの開催は、会場となったふたみシーサイド公園特産品センター(愛称ふたみんC)に潤いを与えたばかりでなく、町内のレストラン等にも波及効果をもたらしている。

二 特別商品券
 双海町商店連盟は、一九九八(平成十)年、年末に地元で買物をしてもらおうと、二割得になる商品券を発行した。これは、一〇〇〇円で一二○○円分の商品券を購入し、加盟店で使用するというものであった。商店連盟では三〇〇〇枚の商品券を用意したが、販売直後に完売した。ちなみに、この商品券の発行は、それまで歳末大売り出しと年頭の福引を行っていたものを、切り換えたものであった。
 一方、双海町商工会は、翌平成十一年四月と十一月に商工振興事業として四五〇円で五〇〇円の買物ができる商品券を発行した。
 この事業は現在も行われている。平成十四年度の実績は次のとおりである。
・五月一日  上期分 三万枚完売 未回収九六枚
・十一月一日 下期分 三万枚完売 未回収一四九枚
・販売金額 額面五〇〇円を四五〇円で販売
・差額五〇円の負担割合
 町の補助 三五円
 参加店  一〇円
 商工会   五円

三 お楽しみ抽選会
 双海町商工会は、二〇〇一 (平成十三)年の年末に町内の加盟店で買物をした人を対象に、お楽しみ抽選会を実施した。
 抽選結果は、一月五日の新聞折り込みで発表した。当選者の四〇人は「出雲大社初詣」の招待券と引き替えた。