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久万町誌

5 シベリア出兵

 ロシアでは新政権の成立後も反革命軍が各地にあった。なかでもシベリアには、連合国側のチェッコスロバキア軍が追いこめられていた。そこでこれを救うために、日本・イギリス・アメリカの諸国は大正七年シベリアに出兵した。イギリス・アメリカはやがて兵をひきあげたが、日本は尼港事件が起こったため、かえって兵を増強し多額の戦費と死傷者を出した末、大正一一年になってようやく兵をひきあげた。久万町からの出征者も何人かあって、二名の戦死者を出している。