データベース『えひめの記憶』
面河村誌
四 郵便貯金等と年金取扱業務
貯金・為替業務は、郵便局開設当初より簡易保険業務は大正五年、その後郵便局は末端の金融機関として定期預金・定額貯金の取扱い、普通恩給・軍人遺族年金・老人年金の支払業務など、住民サービスのため、郵便局の窓口も多岐にわたってきた。
なお、杣野郵便局開局以来の、郵便貯金の一か月間の預金高は、次のとおりである。
明治三十六年(一九〇三)八月……………………………七円二五銭九厘
同 四十年 六月………………………六二四円九〇銭
大正 元年(一九一二)一一月………………………五八円三〇銭
同 十三年 四月………………………二五一円七五銭
昭和 三年(一九二八)十二月……………………一七四円四〇銭
同 十年 十二月………………一、六八七円一六銭
同 十五年 十二月…………一九四、八八四円五四銭
同 二十年 二月……………二五、二〇〇円四○銭
同 二十四年 一月……一、七六五、四一四円
同 三十九年 三月……二、三九七、四八四円
同 四十五年 四月……四、八七六、八三八円
同 五十年 四月…三〇、三二一、六五九円
同 五十二年 四月…二五、六八七、一九二円
(昭和五十二年九月二十八日以降の利息は、年二分八厘八毛である)
昭和五十年四月の三、〇三二万一六五九円は、これまでの最高であり、昭和三十九年から九年間に、約一二・七倍の延び率である。これは高度経済成長期であり、住民一人当たり、約一万七〇〇〇円の貯金額である。