大正十五年七月一日に杣川尋常高等小学校に杣川青年訓練所が併置され、同月二十九日に入所式が挙行されている。 青年訓練所では、十六歳から二十歳までの男子を対象にして、兵式訓練を充実するためのもので、小学校長が嘱託されて主事となり、在郷軍人の中から指導員が任命され課業を実施した。主な科目は修身・公民・教練・職業科などであった。