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面河村誌

(二) 婦人会

 昭和二十八年に農協婦人会が農協の指導によって結成され、農村婦人の生活を高め、併せて社会的、文化的地位の向上を図り、新しい理想農村を建設することを目指して活動した。
 続いて同二十九年に村婦人会が発足し、組織拡充強化・文化活動・産業活動などの活動を行った。
 同三十五年には村全域の集落において生活学校が開設された。その主旨は「相互の助け合いにより、よりよい生活をしようとする村民に、その労働が容易にできるよういろいろな実践的援助を行い、専門的な技術、知識を身につける推進母体にする。」とあり、名称は面河村新生活学校とされた。
 しかし、同三十六年を境として、村婦人会組織が分裂状態となり、支部活動は残されたが村婦人会の活動はなくなった。
 同四十二年に組織の再編成を行い、各地区に新しい意欲に燃えた、婦人会の結成ができ村婦人会も再発足した。また同年七月郡婦人指導者研修会が面河中学校において開催され、熱心な研究討議があり、村婦人会活動に刺激を与えた。
 同四十五年には会員数約二二〇名となり、支部懇談会を開き、村役員と各支部会員との交流を深めた。村内バレーボール大会に参加。
 同四十六年には養老院慰問・景勝地の清掃・夏休みなど親子行事としてお宮清掃などを実施した。
 同四十七年 会員数一六〇名となり目だって減少し、笠方支部が廃止となる。
 同四十九年 会員相互の交流を深めるため、支部交流会を開催。働く婦人が多いため会合を夜間に持つように改善する。また交流会ごとに季節に合った講習を開催し、その様子を「えひめの婦人」に投稿を行った。
 同五十年 会員数一四七名 事業所支部が廃止となりさらに淋しさを加える。村内合同盆踊り大会(面中グランド)に参加。面河村一日婦人議会を開催し、その記事が愛媛新聞に掲載された。
 同五十一年 会員数一四三名。消防教室を開催し消火実習を行う。
 同五十二年 会員数一三七名 会員数減少の傾向のため、未加入地区へ働きかけ会員増加を図る。伊方原子力発電所を見学する。
 同五十三年 再発足十周年記念総会を開催。独居老人家庭訪問、お返し運動廃止を呼びかける。
 同五十四年 未加入地区への加入運動。各支部交流会。お茶の間懇談会。村議会傍聴などを行う。(計画)

歴代婦人会長

歴代婦人会長