データベース『えひめの記憶』

えひめの記憶 キーワード検索

新居浜市

広瀬宰平(1828~1919)

 住友初代総理事。近江国野洲(やす)郡八夫(やぶ)村(現、滋賀県)出身。11歳で別子銅山勘場(かんば)に勤務し、安政2(1855)年、住友家当主の推挙により元住友浅草出店支配人・広瀬義泰の養子となった。慶応元(1865)年、別子銅山の支配人となり幕末から明治維新の動乱期に住友家の事業を存亡の危機から救うため尽力し、特に土佐藩により銅山が差し押さえられそうになった際、その阻止に奔走した。
 明治維新後はフランス人技師のコワニーやラロックらを別紙に招いて鉱山経営の近代化に努め、また、ラロックの提案に基づく近代化の方針を打ち出して東延斜坑の開鑿(かいさく)、新製錬所の建設、専用鉄道の敷設など別子銅山が日本有数の銅山となる基礎を築き、住友財閥発展の基礎を固め、筆頭番頭として活躍した。また、大阪株式取引所や大阪商法会議所の創立に尽力するなど、大阪財界のリーダーとしても重きをなした。(『愛媛人物博物館~人物博物館展示の愛媛の偉人たち~』より)

【追記】
 広瀬宰平墓所:新居浜市山田町「広瀬家墓所」内

①広瀬歴史記念館前の銅像

①広瀬歴史記念館前の銅像

新居浜市上原2-10(広瀬公園南側)

②旧広瀬邸

②旧広瀬邸

新居浜市上原2-10(広瀬公園南側)

③広瀬歴史記念館(展示館)

③広瀬歴史記念館(展示館)

新居浜市上原2-10(広瀬公園南側)

④小足谷接待館跡

④小足谷接待館跡

旧別子地区

⑤小足谷小学校跡

⑤小足谷小学校跡

旧別子地区