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八幡浜市

二宮忠八(1866~1936)

 飛行機発明者。宇和郡矢野町(現、八幡浜市)出身。小学校を卒業した年に父親が死去したため、様々な仕事をしながら勉学に励み、明治20(1887)年、丸亀歩兵第12連隊に看護卒として入隊した。明治22(1889)年、山岳練習中に香川県仲多度郡十郷(そごう)村樅の木峠(現、まんのう町)で、カラスが群れ飛ぶのを見て、飛行原理を発見し、アメリカのライト兄弟の有人動力飛行の成功より12年前に、ゴム動力のカラス型の自作模型飛行器を完成させ、飛行実験に成功した。
 その後、玉虫型飛行器の発明に成功し、わが国における飛行機開発の先駆者となった。また、製薬業界でも名を成し、晩年は京都府綴喜(つづき)郡八幡町(現、八幡市)に飛行神社を建て、航空犠牲者の鎮魂を図った。(『愛媛人物博物館~人物博物館展示の愛媛の偉人たち~』より)

①生誕地の碑

①生誕地の碑

八幡浜市商店街内(八幡神社近くの南東方向)

②斐光園の碑

②斐光園の碑

八幡浜市大平(名坂道路入り口付近)

③合理飛機濫觴の碑

③合理飛機濫觴の碑

八幡浜市大平(名坂道路入り口付近)

④飛行神社

④飛行神社

香川県まんのう町追上(道の駅「空と夢」)

⑤二宮忠八と飛行器の像

⑤二宮忠八と飛行器の像

香川県まんのう町追上(道の駅「空と夢」)

⑥魁天下の碑

⑥魁天下の碑

香川県まんのう町追上(道の駅「空と夢」)