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西予市

河野如風(1914~1979)

 大正3年9月10日東宇和郡上宇和村(現西予市宇和町)久枝に生まれる。本名信章。如風はその号。書家。昭和20年洗心書道会を主宰し、「洗心」誌を発刊する。昭和24年片山萬年、昭和28年村上三島に師事。日展入選19回、昭和52年第9回改組日展出品作「飲巌夫家酔中作」は四国で最初の特選受賞となった。日展会友、毎日書道展審査会員、愛媛県美術会評議員・審査員として活躍。その書は、篆隷楷行草、「かな」の各体を得意とし、とりわけ趙之謙を基調とした行書、連綿草作品は高い評価を受けた。晩年、中峯明本の研究に心血を注ぎ、作風を一変。作品集に「条幅手本集(14巻)」「如風条幅百選」。句集には「如風句集」がある。昭和54年1月31日64歳で死去。(『愛媛県史 人物』より)

①墨花の碑

①墨花の碑

西予市宇和町卯之町3丁目(宇和運動公園、体育館付近)