第五節　ＰＴＡ

　昭和三二年九月一七日、美川村ＰＴＡ連合会が結成され、単位ＰＴＡの連絡提携をはかり、学校教育の後援団体として教育環境整備に力がそそがれた。
　三七年には、愛護班活動の重要性が叫ばれ、全村的に愛護班指導者研修会がもたれて指導者養成に力を入れ、各地区で組織体制づくりが行なわれた。
　昭和四三年ごろからＰＴＡ活動のあり方を反省検討した。全体的な進め方では役員のための活動になりがちである。会員意識を高めるため組織を細分化して学年学級ＰＴＡと専門部活動に重点がおかれ、会員の研修に努力した。
　最近では、縫製工場が進出して、賃金労働に就労する婦人が多くなった。そのため学校参観日の出席低下が問題となっているところもあり、出席しなくても常にＰＴＡの情報がわかる広報活動が重視され、地域ＰＴＡの組織づくりと活動内容の精選が重要な課題になった。