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共同企画展 伊予の古代 -未知なる伊予国府の探求に向けて-
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古墳時代の倭国は、畿内に興ったヤマト王権を中心に古代国家建設の道を歩み、激動の飛鳥時代を経て、奈良時代に中央集権的な律令国家としての日本国が成立します。
ことに飛鳥時代は、朝鮮半島をめぐって東アジアの国際情勢が不安定となり、国内にもさまざまな影響が及びますが、そのことが国家としてまとまる原動力ともなりました。一方、地方の有力豪族は時代とともにヤマト王権との関係を変化させながら、しだいに国の制度に組み込まれていきます。
記録によると伊予国府は越智郡に置かれていましたが、今治平野のどこにあったのかはわかっていません。その所在地については昔から議論の的でしたが、近年、文献史学や歴史地理学から新設が唱えられ、また、いくつかの考古学的な新発見もあります。
今回の企画展ではそうした新しい知見も含め、県内の飛鳥時代から平安時代にかけての遺跡や出土遺物を紹介します。古代の遺物に接して、未知なる国府へ想いを馳せていただければ幸いです。
【期 間】2016年6月11日(土)~7月18日(祝)
【会 場】愛媛人物博物館 3階 企画展示室
【開館時間】9:00~17:30(入館は17:00まで)
【休館日】6月13日(月)・6月20日(月)・6月27日(月)・7月4日(月)・7月11日(月)
【観覧料】無料
共同企画展連動 歴史・考古学講座 学び舎えひめ対象講座
【会場】愛媛県生涯学習センター 大研修室
受講無料 当日受付
第1回 6月26日(日) 13:30~15:30
「久米官衙遺跡群について」 講師:橋本 雄一(松山市考古館)
第2回 7月3日(日) 13:30~15:30
「伊予国府の所在 -永納山城と古代官道から推定する-」 講師:白石 成二(ソーシャルリサーチ研究会)
第3回 7月17日(日) 13:30~15:30
「古代国家と金属生産 -中央と伊予の関係を中心に-」 講師:村上 恭通(愛媛大学)